副業紹介第5回目は「投資資産系」です。
この副業のカテゴリでは、他の副業と異なる点が3つあります。
まずひとつめは、副業をはじめるために自分のお金や資産を使うこと。
元手がないと始めることさえできません。
ふたつめは、利益や報酬は自分のお金や資産から生まれること。
他で紹介した副業の多くは、何らかの労働の対価でした。しかし投資や資産活用をする場合には別段大きな労働を必要としません。
みっつめは、お金を損する可能性があること。
特に投資では金融商品の価格が値下がりすることがあります。資産(家・土地・車など)であれば損壊する場合もありえます。よって、絶対に損をしないとは言い切れません。
しかも、結果はすべて自己責任となります。そのため、投資はくれぐれも今すぐ使う予定のない余裕資金で行うようにしましょう。
目次
するかしないかでお金の価値観がガラッと変わる。いや、人生が変わるといってもよい投資・資産運用
現代はデフレの世の中で給料も上がらない社会。かつ、銀行の普通預金に100万円を預けてももらえる利息はわずか10円の時代です。
家や車も、持っているだけでは維持費がかかるばかりでお金は増えません。
よって、貯蓄も大切なことは間違いないですが、投資や資産を利用しコツコツとお金を増やしていくことも重要で、これからは当たり前の時代となるでしょう。
ここに取り上げた多くの副業は簡単にはじめられます。投資や資産運用というとなんだか難しそう・・・とハードルが高く感じられるかもしれませんが、やってみるとそんなことはないことがわかります。
多くの金融商品はスマホやパソコンの操作で簡単に売買ができるからです。
なお、政府が投資を推し進めていることもあり、中にはお得な経過措置やキャンペーンがあるものも。制度も賢く利用しつつ、さっそくはじめてみましょう!
株式投資
- 概要:企業が発行する株式に投資することで、配当金や売却益を期待する投資方法
- 商品数:国内約4,000銘柄/海外約1,000~5,000銘柄(証券会社により異なる)
- 対象利益:値上がり益(キャピタルゲイン)、配当金(インカムゲイン)、株主優待制度
- 利益にかかる税率:20.315%
- 非課税制度:NISA、ジュニアNISA
- リスク・リターン度(5が最大): 3~4
- アドバイス:株式投資をはじめると日々の株価をチェックするようになるため、会社の業績や国内外の経済動向など様々な指標をチェックするようになり政治・経済などの情勢に詳しくなれます。スマホアプリのサービスも充実してきているので、仕事の休憩時間・その他スキマ時間でもさっとチェックしたり投資できます。
仮想通貨
- 概要:仮想通貨(政府に認められている管理者がいないインターネット上の通貨)に投資することで、売却益を期待する投資方法
- 商品数:10通貨程度(ビットコイン、イーサリアム、ネム、リップルなど)
- 対象利益:値上がり益(キャピタルゲイン)
- 利益にかかる税率:最大55%
- 非課税制度:なし
- リスク・リターン度(5が最大):5
- アドバイス:株式と同様、スマホやパソコンで買えるのでちょっとしたスキマ時間を使って売買できます。ただし、株式を持っているだけで得られる配当金や株主優待のような利益はありません。あくまで値上がり益を狙う投資となります。いつでも売買できますが、副業ならZaifコイン積立などの積み立て投資(自動買付サービス)が手間もなく楽です。
投資信託
- 概要:ファンドマネージャーと呼ばれる専門家が投資家たちからお金を集め、投資家の代わりに運用してくれる金融商品
- 商品数:約6,000本
- 対象利益:値上がり益(キャピタルゲイン)、分配金(インカムゲイン)
- 利益にかかる税率:20.315%
- 非課税制度:NISA、ジュニアNISA、つみたてNISA
- リスク・リターン度(5が最大):2~4
- アドバイス:投資信託(投信・ファンド)選びで注意すべきは手数料。特に投信の保有中に毎日間接的に引かれていく信託報酬が高いと不利だとされています。2018年にスタートしたつみたてNISAでは金融庁の定める手数料などの基準をクリアした投信のみ購入可能。いずれも信託報酬が比較的低めに設定されています。
REIT(不動産投資信託)
- 概要:投資信託の一ジャンルで、不動産(マンション・オフィス・商業施設など)に投資する金融商品
- 商品数:約60本
- 対象利益:値上がり益(キャピタルゲイン)、分配金(インカムゲイン)
- 利益にかかる税率:20.315%
- 非課税制度:NISA、ジュニアNISA
- リスク・リターン度(5が最大):3
- アドバイス:不動産は自分で購入することもできますが、初期費用も高額な上、入居者を集めるなどの手間もかかります。そのため、副業として不動産を利用するならREITのほうが楽でしょう。他の金融商品と値動きが違うものを選べば、資産の分散先のひとつとしても有用です。
FX(外国為替証拠金取引)
- 概要:2つの異なるお金(例えば日本円と米ドル)を売買(交換)することで利益を狙う投資
- 商品数:数十通貨ペア
- 対象利益:為替差益、スワップポイント
- 利益にかかる税率:20.315%
- 非課税制度:なし
- リスク・リターン度(5が最大):5
- アドバイス:FXには少ないお金でたくさんのお金を運用するレバレッジという仕組みがあります。これを利用すると、最大で元手の25倍もの金額で取引ができます。これをうまく活用することで、1日で売買を完結させるデイトレードや数分(秒)の取引を繰り返すスキャルピングといった短期間の売買でも相応の利益が出せる可能性があります。
外国債券
- 概要:国や企業などがお金を借りる際に発行する債券は、購入すると利息がもらえ、期限(満期)が来るとお金が返ってくる。
- 商品数:10カ国程度
- 対象利益:利息、為替差益
- 利益にかかる税率:20.315%
- 非課税制度:なし
- リスク・リターン度(5が最大):2~3
- アドバイス:日本の債券(国債)は利息が非常に低いのですが、外国の債券の中には高利回りのものも。債券のリスクは比較的低いと言われていますが、金利上昇や為替レートの変動、債務不履行(デフォルト)などによる損失の可能性もあります。
純金積立
- 概要:金(純金)を一定のタイミングで少しずつ購入していく投資
- 商品数:1(純金)
- 対象利益:値上がり益(キャピタルゲイン)
- 利益にかかる税率:20.315%
- 非課税制度:なし
- リスク・リターン度(5が最大):3
- アドバイス:金はその存在自体に価値があるため、昔から有事の金と呼ばれ、政治・経済の情勢が不安定なときに買われやすいです。株式や為替などと違った値動きをすると言われており、資産の分散先のひとつとして利用されています。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 概要:毎月一定額の掛金を出して、その掛金で投資信託や定期預金、保険などの金融商品を選んで運用する。60歳以降に運用した資産(金融商品)を受け取る。
- 商品数:約35本(金融機関により異なる)
- 対象利益:値上がり益(キャピタルゲイン)、分配金(インカムゲイン)
- 利益にかかる税率:なし、節税効果あり
- 非課税制度:非課税
- リスク・リターン度(5が最大):1~2
- アドバイス:iDeCo最大のメリットは、様々な控除によって税金が安くなることです。掛金が全額所得控除できるため所得税を安くできます。さらに、本来利益にかかる約20%の税金がゼロになります。そして受け取るときにも退職金所得控除や公的年金等控除という非課税枠を利用できます。しかし、原則として60歳までお金を引き出すことができません。
カーシェアリング
- 仕事内容:複数の人(個人間)で車をシェアし、レンタカーよりもお得に必要なときに必要なだけ車を使える仕組み
- 勤務地:特になし
- 勤務時間帯/勤務時間:空き時間に貸せる/不定期
- 報酬の目安:月10,000~25,000円
- 必要な資格:車を持っていること(一部登録不可の車種あり)
- アドバイス:個人間のカーシェアリングは車が安く借りられるという点もさることながら、様々な車種に乗れることが人気の理由です。人気輸入車のオーナーの中には年間100万円以上稼ぎ出す強者も出現しているのだとか。
駐車場貸し
- 仕事内容:自分の所有する敷地の空いているスペースを駐車場にして副収入を得る
- 勤務地:特になし
- 勤務時間帯/勤務時間:空き時間に貸せる/不定期
- 報酬の目安:月々20,000円程度(東京23区)
- 必要な資格:土地や駐車場を持っていること
- アドバイス:駐車料金は場所やスペースによって算出されます。基本は1日契約となっており、契約したらその時間帯は出し入れ自由です。イベント施設の近くや商業施設に隣接している土地をお持ちの方で空きスペースがあればかなりの需要が見込めます。
民泊ビジネス
- 概要:所有している家の空き部屋を利用して旅行客を泊め、宿泊料を得る。
- 勤務地:自宅などの所有物件
- 勤務時間帯/勤務時間:空き時間に貸与/不定期
- 報酬:1泊約5,000円~
- 必要な資格:事前に届出が必要
- アドバイス:2020年の東京オリンピック開催を控え、インバウンド狙いの成長市場ともいわれる民泊ビジネス。2018年6月より民泊新法(住宅宿泊事業法)が施行され、特区(※)以外の地域でも規制が緩和されました。ただし、届出だけで営業ができるのは年間180日まで、などの制限があるためはじめる前にはよく確認しましょう。
まとめ:投資は勉強するものではなく経験がすべてといっても過言ではない。とにかくはじめてみるべし
個人的には、投資ははじめるのが早ければ早いほどメリットのある副業だと思います。お金やお金を取り巻く社会システムについてものすごく学べることが多いからです。
また、よく言われることですが、配当金や複利効果を狙う場合は時間を味方につけられることも大きなメリットです。
マネーリテラシーが低いといわれる日本人にとっては特に、百利あって一害もなし。
よく投資をはじめるのはなんとなくこわいから、まずは勉強してからはじめたい・・・という声を聞きますが、断言します。勉強してからという方は結局投資自体に取り組むことはないでしょう。
下手に本を読んでしまったりすると、よくわからない金融・投資用語などにつまづき、とっつきにくくなり、結果、取り組む前にめんどくさくなってしまうと思うんですよね。
勉強はまず投資をはじめてしまってからしても全然問題ないです。私はほぼしていません。
していなくても、正しい方法で運用していると利益は出てくるものと思います。
(現に私は300万円足らずの投資額で、現在55万円(約20%)以上の運用益が出ています。)
最初はとっつきにくいかもしれませんが、投資に限らず未経験のものはみんな最初はそんなものです。
要は行動するかどうか、0を1にできるか、やるかやらないか、ということだと思います。
面白いもので、一歩踏み出した人には少しばかりのご褒美がもらえます。
それを育てていけるのかはあなた次第です。陰ながら応援しています。
今回で副業紹介シリーズはいったん終わりです。
今後も新しい副業が出てきたら随時追加していきたいと思います。
それでは、良き副業ライフを!!