脳科学者の中野信子さんが好きでよくラジオを聴いたりコメントをのぞいたりするのですが、脳科学ってつくづく面白いなあと思います。
その中でも、一時ブームともなった「男性脳」と「女性脳」の違いについて書かれた本がおもしろくてよく読んでおり、私は人事労務に携わるサラリーマンなので、実際に組織運営のヒントにしたり役立てたりしています。
もちろん実際の脳の違いは個人差のほうが大きいので一概に性別で分類することはできませんが、長年調査されてきた行動・発言・思考のデータにより、ある一定の傾向があることは否めません。
ここでは、男性と女性の投資における考え方や行動には異なる傾向があることを取り上げたいと思います！
目次
まずは男性度・女性度を測ってみよう
fWHR比率
いきなりわけわからない単語が出てきてなんじゃそりゃ？と思った方も多いでしょう。
fWHR(facial width-to-height ratio)とは「顔の幅と高さの比」のことで、顔の横幅を縦幅で割った値を指します。
このfWHRが大きい(顔の幅が広い)ほど、男性ホルモン＝テストステロンが多いことが示されていて、要は男性的・男らしいタイプといわれています。
下の画像であれば、左側が女性的、右側が男性的な顔ということですね。
指比（2Ⅾ：4Ⅾ比率）
こちらのほうが知名度は高いですかね。
2Ⅾ：4Ⅾ比率は、人差し指の長さを薬指の長さで割った値です。
この比率が低い(薬指が長い)人ほど、男性ホルモン＝テストステロンが多いことが示されていて、男性的・男らしいタイプといわれています。
男性脳・女性脳の特徴と強み
男性脳の強み
- 理論的・理想的
- 空間認識力がある
- 計算能力がある
- ひとつのことに集中・没頭できる
- 結果を追求する
女性脳の強み
- 直感的・現実的
- 総合的な雰囲気・イメージをつかむのが得意
- 多くのことを同時にできる
- リスクを察知し回避する
- 過程を楽しむ
男性脳と女性脳の投資スタイル
男性脳の投資スタイル
- 何のために投資をするのか？という問いに対し、男性脳の人に多い回答は「老後のため」「儲けたいから」「悠々自適に暮らしたいから」など、理想的なイメージに関するものが多い
- 投資を始めるとき、男性脳の人は自力でインターネット、書籍、雑誌などで情報収集をする場合が多い
- 男性脳の人は自信過剰でリスクをとりやすい傾向にある
- 10万円で買った株が20万円になったときの男性脳の思考：「この株はまだまだ伸びる！この先2・3倍になるに違いない！！」
女性脳の投資スタイル
- 何のために投資をするのか？という問いに対し、女性脳の人に多い回答は「いついつまでに、誰とこんな暮らしがしたい」「具体的に〇〇がしたい」など、現実的なビジョンに関するものが多い
- 投資を始めるとき、女性脳の人は家族や友人知人への相談、金融機関への問合せをすることが多い
- 女性脳の人は慎重のため投資額も現実的で、見切りが早い傾向にある
- 10万円で買った株が20万円になったときの女性脳の思考：「こんなに上がるなんて、この先危ないかもしれない・・・」
まとめ：女性脳は男性脳よりも資産運用への考え方が堅実・冷静で、実践においても有利らしい
男性と女性の違いというよりは、「男性脳」と「女性脳」の違いについてご紹介しました。
私のように男性脳を持つ女性もたくさんいるでしょうから、あまり男性・女性という型にはめるのもなあ、と思い途中から少し話題をずらしてしまった感があります。
違和感を感じたらごめんなさい・・・。
投資は勝つことを目的にしてはいけません。とにかく負けないことが重要です。
実は、投資家が一番悩むのは売り時であり、一番難しいのも出口戦略（利益確定をいつにするか）なのです。
やってみると実感するのですが、儲けが出ているときにはなかなか簡単には売り抜けられないものですから。
その点では、女性脳は熱くなりすぎないで冷静に相場を見られる特徴があり、時には着実なリターンを得るために冷静に利益確定ができるため、かなり投資（資産運用）向きといえます。
私も、考え方が男性脳寄りなところがあるので、投資においては女性脳の考え方を参考にしつつ、堅い守りの資産運用をしていきたいですね。
めざせ、オリバー・カーン！！（年がバレますね・・・）
