雑記あれこれ

【サラリーマンの葛藤】人生がうまく行きだしたきっかけとは何かを考える

1年前の自分を振り返る

仕事との葛藤がありました

ほんの1年前の5月、私は前職の会社を辞め、一日中思う存分寝たり、今まで行きたくても行けなかった場所へ旅行に行ったり、好きなものをがっつり食べたり、趣味の温泉にとろけるほど浸かったり、大好きな本を読み漁ったりしていました。
人生ベスト1といえるほど(今の時点で)幸せな時間を過ごしました。

ですが、その前の4月中は、ただただ「寝たい」という感情しか浮かばないほど、仕事で疲弊しきっていました。

もう、自分のささいな楽しみを犠牲にしながら睡眠時間を減らしてまで働くことがとことん嫌になってしまった時期でした。

また、そんな時期って仕事もそうなのですが、プライベートでも悪循環に次ぐ悪循環の嵐で、やることなすことうまくいかなかったりして余計に気持ちが滅入ったりするんですよね。

あこがれて、そしてワクワクして入社した会社だったのですが、入社してはじめて気づく違和感にタジタジ。それは期待していたのに裏切られた、という新入社員が抱きがちなとは軽い失望感とは異なり、自己確立ができてしまった個人が抱く「1年持たないかもなあ(やっちまったな)・・・」という、自分を曲げられないが故の重い失望感でした。完全な環境上のミスマッチでした。

(これは、まったくといっていいほど会社は悪くありません。その当時は、自分が対応できなかった(しようとしなかった)のが大きな原因でしたので。)

自分に嘘をつきつつ、もしくは自分に必要以上の無理を課して過ごしていた結果、その「あこがれドーピング」が切れるのは実にあっけないものでした。

紆余曲折あり、自分と向き合ってみました

その会社を辞めたとき、冒頭に述べたバカンスを楽しむ一方で、仕事の向き合い方をはじめ、これからの人生どう過ごしていこうかと真剣に考えました。

自分は一体、これからどういう生き方をしたいのか?
残念ながら、今まではそんな当たり前なことを考える余裕と環境(選択肢)がなかったことに気がつきました。

不思議なことに、自分にきちんと向き合うようになったら運気がガラッと変わったのか、いいことが起こったり、いい情報が入ってきたり、いい流れが向いてきたなあと感じることが多くなりました。

前置きが長くなりましたが、今回はそんなモヤっとした運気を良い方向に変えるきっかけとなった思考法について紹介したいと思います!

ほーくん
ほーくん
これまで辛かったんじゃな、ワレ・・・。この際、洗いざらいワシに話してみい!
ふじよしだ
ふじよしだ
何キャラよ、それ。そんな怪しいじいさんに話すことは何もありません!読者さんにお話しします!!

悪い運気を良いほうに変える考え方

前提=ドラクエでいう「いのちだいじに」

運気を悪いほうから良いほうに向ける方法ですが、基本的には「自分を大切にすること=自分に無理をさせない生き方をすること」がデフォルトと思います。
要するにストレスをためすぎないことですね。

なお、ここでいうストレスとは「心身における刺激」を指すもので、悲しい・怒りなどのネガティブ感情だけではなく、うれしい・興奮などのポジティブ感情で刺激を受けることも含まれます。
意外と誤解をされている方も多いのですが、ポジティブ感情でも心身に刺激を受ければストレスがたまります。例えば、結婚や出産という慶事も、心身に多大な刺激を受けるためストレスがたまりがちなイベントといわれています。

ストレスはまったくないのも良くないのですが、日本人は我慢するのが美徳と先祖から刷り込まれていて耐えることが本能に近いものがあるため、自分が知らないうちに無理をしてしまう傾向にあるようです。

自分の感覚では空気を読まないくらいがちょうどいいんだと思って、思っていることや感じていることはどんどん開放していきましょう!

人生の優先順位を明確にする

私は20代の頃、毎日終電帰りが普通のようなサラリーマン生活を送っており、仕事とお金と家族と健康は同じくらい大事なものだと思っていました。同じくらいというよりは、それぞれ大切で比べられないと思っていたというほうが正確ですかね。

現在30代の今、まったく考えが変わりました。私にとって、これらは比べて考えなければならないものだったんですよね。
上記4つを、今あえて比較するならこんな感じ↓です。

家族≧健康>>>>>>>>>>>お金>>>>>>>>>>>>>>>>>>>仕事


考えが変わったきっかけは、数年前に、副腎疲労という過労が原因の病気で一時的にまったく働けなくなってしまったことです。(今は完治して元気ですよ♪)
これは話すと長くなるので、別の機会にお話ししたいと思います。

結論として、「自分が健康でないとまともに仕事ができない。自分が元気でないと家族が何かあったときに救うことができない。そして、自分が健康でありさえすれば、お金と仕事はいくらでも選ぶことができる。」という事実を学びました。
一見当然のことなのですが、社畜生活を送っていた私はすっかり頭が麻痺していて、体を壊すまでこんな当たり前のことにすら気づくことができなかったのです。

その事実は、私の仕事の選び方を劇的に変えることになりました。

この続きは次のセンテンスにて!

ナスB
ナスB
ふじよしだって、今はくたびれたおばさんなのに20代のときは仕事人間だったんだね。意外ー!
ふじよしだ
ふじよしだ
・・・(ひどい)。

働き方の自分軸(好きなこと・嫌なこと)を真剣に考える

仕事に限らず人生全般にいえることかもしれませんが、好きなこと・やりたいことは環境次第で変わることが多いです。つまり、環境に影響されるため流動的。

でも、嫌なものは意外と変わることはなく、しかも必ず理由があると思いませんか?

例えば、私の場合ですが、私は基本的にロングスリーパー(体質的に長時間睡眠を必要とする人のこと)です。
一日中頭を働かせている職種ということもあり、7~8時間の睡眠時間をとらないと前日の疲れがリセットされませんし、頭もうまく働きません。正直、寝られる時間を確保できる環境にないとポンコツです(泣)

あと、20代のときはさほど問題視していませんでしたが、30代になると長時間労働を憎むようになるほど非生産的な行為と感じるようになりました。
これはやはり、単純に独身から家族持ちになった影響が大きい(仕事に自分のすべての時間を割いていられなくなる)ことと、仕事においては20代の頃のインプット中心(知識吸収・受動側)の仕事の進め方から、役職を持つにつれて段々アウトプット側(知的生産・管理側)にシフトしていくので、時間の使い方の概念が変わるのは必然かなと思います。

加えて、私は女なので、健康面では男性以上に気を遣う面もあります。その点もちょっと影響があるのかもしれませんね。
つまり、一般的に会社に帰属することに価値を置きがちな男性と比べ、女性(少なくとも私)は会社にはさほどこだわらず、自分にとって過ごしやすい環境を求めているということです。

というわけで、今の私は「ちゃんと寝たいので長時間労働は断固拒否!仕事もするけど家族と過ごす時間も重視したい。そして心身ともに無理をかけ続ける環境は絶対に避けたい」というポリシーに基づき、仕事を選んでいます。

自分が何をしたいのかを求めて会社を選ぶことももちろん大切ですが、「何が嫌なのか、何が耐え難いのか」という面も今一度考えてみてください。

勝てる場所(ブルーオーシャン)に行く

これはビジネスの場では良く語られていることですが、敵のいない場所で能力を存分に発揮するというのは成功に最も近づける必勝の法則です。

「今でしょ!」で有名な林修先生が語っているキャリアパスを例に挙げたいと思います。
彼には文系のイメージがありますが、実は数学が好きで、得意科目にもしていたそうです。ですが、数学がとんでもなくデキる人は世の中にわりといるそうで、かの有名な東進ハイスクールの講師になったときは、採用された数学の講師を断り、現代文の講師に転向した経緯があるそうです。

そんな彼が、講義で生徒に繰り返し伝える言葉があります。
「たいした努力をしなくても勝てる場所で、誰よりも努力しなさい。ここなら勝てるって場所をひとつ見つける。そうすることで、人生が一気に開ける。」
それが勝つための最強の法則だと。

林先生の例とはレベルが比べものになりませんが、私も経験上、それを身に染みて感じています。
自分は現在、とある仕事の専門職をしていますが、その仕事自体は別に好きではありません。というより、むしろ嫌いな部類かもしれません。
でも、それが自分に向いており、他の人より難なくできる分野だと感じることはとても多いです。
そして、それを武器にすることで仕事の世界でとても生きやすくなり、なんだか(いい方向に)流れが変わったなーと思うことも多くなりました。
好きではない仕事でも、人の役に立てたという結果・評価がついてくると、とたんに楽しくなってくるからです。

これからは、会社内でもレッドオーシャンを避け、ブルーオーシャンで勝負する時代なのかもしれません。

自分の存在を承認してくれる場所を複数持つ

特に、サラリーマンであれば会社以外のコミュニティで自分のことを肯定してくれる場を持つことは重要です。
会社以外のコミュニティとは、〇〇会社の自分、ではなく自分個人を受け入れてくれる場のことです。

それは家族でもいいし、友人でもいいし、習い事などの集まりでもいいし、副業や趣味などのイベント仲間でもいいと思います。なんなら自分で作っちゃってもいいのではないでしょうか。

でもSNSのつながりは微妙です。サラリーマンなら本名で公開している人は少ない上に、今はフォロワー数にこだわる仮初めの承認欲求が蔓延しているようですし・・・。SNSは交流のツールとしてはいいかもしれませんが、自分個人を受け入れてくれるツールとして機能するのかには私は疑問を感じています。

なお、なぜ会社以外なのかというと、「会社=人生」となると大変生きづらくなってしまうからです。
大半の時間を会社(仕事)に費やしているわけなので、会社勤めの方はそれだけ会社で成功体験・失敗体験を積んだり、会社内の人間関係を構築する機会が多くなります。

その結果、他のコミュニティが築けていなかった場合、会社が自分のコミュニティのすべてになりがちなので、何かあったとき、特に失敗したり悩みを抱えたりしたときには気持ちの逃げ場がなくて簡単に行き詰ってしまう可能性が高くなります。

「同調圧力」の弊害を甘く見てはいけません。
リスクヘッジの方法として、会社以外のつながりを持つことを強くおすすめします。

ほーくん
ほーくん
こんな言い方もアレなんだが、組織ってのはある種の宗教みたいなもんで、そこの中で正義と言われたら正義になりがちなんだよな。会社の常識が自分の常識みたいになっちまうと、あっという間に社畜の出来上がりよ。気をつけなはれや!!
ふじよしだ
ふじよしだ
ほーくん、過去に何があったの?

インプットはし過ぎない。その前に行動せよ

現代は情報が氾濫している社会で、簡単かつ無料で情報が入手できる一方、いわゆるインプットが多すぎて起こる問題「情報過多による思考と行動停止」が起こります。

私もかつてはまさにそうで、情報をインプットしすぎて典型的な頭でっかちになっていました。
でも、情報をたくさん集めすぎると、取捨選択の際に迷いが生じます。せっかくたくさんの情報を持っているのに、どれが一番良い選択なのか選ぶのが難しくなるという矛盾が出てくるのです。

なぜなら、インプットはアウトプットすることによってはじめて紐づき、その情報の裏付けとして消化されるからです。
考えてみれば単純なことです。数学の問題も、授業を聴いたり教科書を読んで何となく理解した気になっても、実際に問題を解いてみないことには、全体像や解の導き方そのものの理解はできないですよね?
なので、インプットはそこそこに、さっさとアウトプットをして「ああ、そうだったのか!」感をつかむのが知りたい答えに到達できる近道なんじゃないかと思います。

また、最近特に感じることなのですが、アウトプット(行動)することでインプットも同時にできるから、事前のインプット自体はさほど必要ないんじゃないかと思っています。
特に、人と話すことでアイデアが創造できたときに強く感じたことです。ご参考までに。

ナスB
ナスB
要するにまずはやってみる!ってのが大事ってことよね。同感ー♪

親世代の言うことは基本的に信用しない

これは、まずはじめに申し上げておくと、決して親世代を一律に貶めているわけではないですよ(汗)
ただ、親世代は子供を管理しすぎて過保護気味なんじゃないかと問いたいのです。

現代の若い人にとって、そもそも20~30年前の常識など通用しないのは当たり前なのですが、日本は親世代以上の人が社会の大部分を形成しているせいか、自分の時代のやり方や常識を規範に行動していて、子世代にはちょっと古いと感じてしまいますよね。
スマホが本格的に普及しだしたのが約10年前で、それからどれだけのスピードで社会と生活が変わってきたかを鑑みれば、古いどころの話ではないのですけど。

例えば、「自分の子供にはきちんと大学を出てもらいたい」と子供を教育したり、終身雇用制度の崩壊宣言が出た今でも、「うちの子供は大手企業に就職したから安心だ」と本気で思っていたり、「真面目にコツコツと仕事をしていれば役職がついて給料も上がる」と信じていたり。
そのくせ、子供のチャレンジングな発言には、「あれはダメ」「これもダメ」。(←おい、途中から愚痴になってるぞ!)

こういう話を聞くと、なんでそんなに子供の人生を管理したがるの?経験・体験機会を奪わないで!と思ってしまいます。

でも、親も含め、年長者は完全無欠のスーパーマンではないと、社会人になったほとんどの人はわかるようになりますよね? また、そういう教育の下で育ってきた人で失敗している人も、現代では少なくないと思います。

上記でも語ってきたように、とにかく自分で行動することが大切なのです。「なんでもやってみること」が最良の自己投資と断言できます。

成功は失敗をしてはじめて成立する事実を理解する

突然ですが、みなさん、できるだけ「失敗」はしたくないですよね?
傷つきたくないし、悲しい思いもしたくないし、プライドがボロボロになるのも嫌だ・・・。

・・・なのですが、知っていたでしょうか?
実は「成功」に行き着くには「失敗」が必ず必要なんです。ガーン(古い)。

なぜなら、成功をするためには成功を導くための自信がなにより必要となるのですが、その自信を構築できるのが、「『失敗をしてもなんとかなる』と思える体験・経験」となるからです。そして、残念ながらこれは、失敗体験をしないことには決して得られない境地なんですよ・・・!(ガクブル)

失敗から得られるメッセージは、成功のそれよりはるかに大きいものです。

年をとるとどんどん失敗することに憶病になってしまうので、若いみなさん(ここでは60歳未満の方はみな若い人とさせていただきます(笑))は失敗を恐れずに今のうちにどんどん失敗し、どんどん自信をつけてください。そして、成功に近づいていけることを陰ながらお祈りしています!

ふじよしだ
ふじよしだ
もちろん、あたい自身もバリバリ失敗をしつつ、がんばりますわよ!

まとめ:運気を呼び込む方法はとてもシンプル

いやー、長くなりましたね・・・。
今回は変なキャラに仕立ててしまったほーくんからクレームが飛んできそうです。

とはいえ、自分の考えを整理できてスッキリしています。

私が運気を呼び込むきっかけは、とにもかくにも自分と向き合ったことでした。

今までの、仕事だったら「こんな会社で働きたい」、お金面だったら「給料はこのくらい欲しい」といった思考から、
「自分はこんな働き方をしたい」「自分はこういう方法で稼ぎたい」という、他人軸から自分軸の思考になったことから、運気がガラッと変わりました。本当に。

また、思考の軸が自分軸になると、目的が具体化することもよかったですね。自分がしたいことだから当たり前のことなのですが、これまでの自分の人生には、なんと「自分」という存在が置き去りにされてしまっていたのかと猛省しています。本当にごめんよ、私。という気分です。

「引き寄せの法則」にもあるように、思考は現実化します。少なくとも私にとっては、自分に喜ぶことをしてあげることが何よりの運気を呼び込む方法だと思います。
そして、大切なことの答えはいつだってシンプルなんだな、と感じています。